英日機械翻訳システムSHALTにおける日本語構造変換
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概要
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英日機械翻訳システムSHALTにおける日本語の生成部では、英日トランスファーのプロセスより渡される日本語の中間表現より、日本語の表層の文字列を生成する。この中間表現は木構造で、そのターミナル・シンボルとして、各種の辞書より与えられた日本語の単語を持っており、そのターミナル・シンボルを取り出すだけで日本語になるようになっている(図1)。しかし、英日トランスファーでは日本語を基本とする詳細な処理は行わなれない。そこで、そのような処理を必要とする場合は日本語の生成段階で行なわれる。さらに、生成される日本語をより自然なものとするため、各種の調整を行なっており、この過程では中間表現の構造変換が行なわれる。本論文では、この構造変換について、その目的と機能、さらに、その文法について示していく。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01