ICOTone : 採譜プログラムFSI
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概要
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採譜ツールFSIは、音楽情報の内、特に音程、音長の情報を入力するためのツールである。FSIの目標は、人間が採譜できる範囲の演奏を採講することである。人間の演奏には、テンポのゆれ、音長の不正確さ、中断、弾き直し等の雑音が含まれる。これらの雑音を含んだ演奏を入力し、人間が4分音符と認識できる音符は4分音符として採譜し、さらには、人間か1拍目を認識できる時には、拍を認識することがFSIの目標である。FSIの研究は始まったばかりである。試作したプログラムは予備実験の域を出ていない。このため、本稿では、FSIの位置付けや研究の方向について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01