新世代音楽システムICOToneの全貌

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
人工知能によって芸術を作り上げる試みの中でも、音楽は格好の題材である。近年、計算機による音楽の理解、生成等が盛んに研究されるようになって来た。音楽は他の芸術、例えば絵画、彫刻といったものに比べ、理論体系が確立しており、計算機上での知識表現等が比較的容易に行えるからであろう。我々は人工知能研究の素材として音楽を位置付け、音楽における知識の獲得、表現、利用の本質を解明すると同時に、それらの成果を反映したシステムを構築して行くことを目標とする。新世代音楽システムICOToneはこのような思想に基づいて統一的に設計された人工知能システムである。ユーザの立場から見れば、ICOToneは従来の音楽システムにはない、全く新しい知的なインタフェースを持ったシステムであり、人工知能の立場から見れば、人間が音楽に関して行う知的活動を解明し、それを基に新なモデルを構築、検証して行くためのシステムである。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク