線画像からの文字成分の除去
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概要
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オフィスオートメーションの普及により、一般事務文書中の線画(表、グラフ等)をワードプロセッサ等の機器上で作成することが多くなった。このとき問題となるのが(1)マンマシン性と(2)作業時間の効率化であり、これを解決するためには、紙の上に手書きした線画の自動清書や、既存の文書中の線画を再利用することが望まれる。この場合ラフな手書き線画がの入力を許し、含まれている文字は分離されることが望ましい。これに関しては表に対象を限定して行った例や、線分の近接の度合(近接線密度)を用いて分離を行った例がある。ここでは、線画を一旦線要素で近似したのちに、これら線画中の文字成分が、線図形成分と比較して、短い線要素で構成されていることに注目し、短い要素を削除することで、線画中の文字成分を分離する実験を行ったので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01