DB負荷テストのCSS環境への適用
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概要
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CSS環境のパフォーマンスは, DBのレスポンスに大きな比重が占められる事が多い。特にクライアント数の増減, DBの更新系トランザクションの発行数により, そのレスポンスが左右される。一方で, 一般に公開されている性能値などは, 特定モデルをベースとしたチャンピオンデータが多く, 色々なケースを想定した実システムへの性能設計に対して活用が難しい状況にある。このため, CSS開発の現場では, 現実のシステムに近い環境での事前評価が課題となっている。今回, CSS環境において, 状変の発生数, クライアント数トランザクション数の遷移, トランザクションデータをDB負荷ファクタとした, CSSの応答性の評価環境を構築した。このDB負荷テスト結果により, CSS環境におけるパフォーマンスを事前に検討でき, 実システムの性能事前検討が可能となる見通しを得たので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24