生産支援ツールにおけるCAIの有効性に関する考察
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概要
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本論文では生産支援ツールにおける学習手段としてのCAI(Computer Assisted Instructions)の有効性について述べる。現在、生産支援ツール導入時に必要な学習を行うには説明書を用いるのが一般的である。学習内容は生産支援ツールがサポートする手法や、ツールの操作方法など多様であり、量もかなりなものになってきている。さらに、GUI(Graphical User Interface)を用いたツールの場所では画面の連続性のイメージが伝わりにくいという問題点があるなど、学習時間を大量に費やさねばならない。そこで説明書より効率よくツール導入時の学習を行う方法として、CAIの利用を考え、生産支援ツールに対するCAI機能の付加を検討、実施した。我々はこれまで要求定義作業をサポートする生産支援ツールである"要求定義ツール"をエンジニアリング・ワークステーション上に開発してきた。今回はこの要求定義ツールに対してCAI機能の付加を行った。その結果、CAI機能によって要求定義ツール導入時の学習にかかる時間を削減することができ、また、GUIのイメージも容易に伝達することが可能になるなどの効果が得られた。この要求定義ツールに対するCAIの効果をもとに、生産支援ツールに対するCAIの有効性について考察する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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関根 直樹
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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武田 紀子
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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伊藤 敬
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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小越 耐治
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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加藤 野子
三菱電機東部コンピュータシステム(株)
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