商品に組み込まれたソフトウェアのフィールド信頼性予測
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概要
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不特定多数の消費者に販売される商品に組み込まれたソフトウェア(以下、組込み型ソフトと呼ぶ)は、一般的にLSI化されているため、いったんフィールドに出荷されてから、いわゆる「バグ」が顕在化し、その結果である現象が消費者に大きな影響を与えるならば、商品の回収といった事態を招きかねない。従って、ソフトウェアのテストが終了した時点で、ソフトウェアがLSI化される以前に、消費者(以下ユーザーと呼ぶ)に使われた時の品質、特にバグの顕在化に着目したソフトウェアの信頼性を予測する事が重要である。本稿では、フィールドに着目したユーザー視点のソフトウェアの信頼性の考え方をまず述べ、ソフトウェアがLSI化されるまでに実施されるソフトウェアのテスト結果に絞り込み、ソフトウェア信頼性の予測について、ある商品に組み込まれたソフトウェアの事例を基に述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16