1Mbps CSMA/CD型LANにおける4線タイプと2線タイプの接続方式の評価について
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概要
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1Mbps CSMA/CD型LANは、IEEE802.3の1BASE5として標準化されており、各ノードを4機ツィストペアケーブルを用いてハブ(集線装置、拡張する場合複数のハブを階層構成に接続)経由で伝送路に接続するLANである(以降4線タイプと呼称)。一方、各ノードを2線ツィストペアケーブルを用いて伝送路に直接接続するLANがある(以降2線タイプと呼称)。本タイプは、ハブを使用しないため、低コストなLANを構築可能である。両タイプのアクセス方式は共にCSMA/CDであるが、使用する伝送路が異なるため、個別のLANを構築している。本機では、両タイプのLANを電気的に相互接続する方式に関し、(1)1台の4線タイプのノードを2線タイプLANに収容するハブ未使用形態(図1(a))(2)1台の2線タイプのノードを4線タイプLANに収容するハブ使用形態(図1(b))(3)4線タイプLANと2線タイプLANを相互接続するハブ使用形態(図1(c))の3形態の内、4線タイプLANの拡張形態である(2)および(3)について、提案した接続方式について機能の評価結果を示す。この結果より、4線タイプLANと2線タイプLANのLAN間接続に関し提案した方式が有効であることが判明した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16