海外テクニカルアシスタンスセンタ構想
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概要
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高度情報化社会の進展に伴い、通信の中核となる電子交換機は、その重要性を増すと共にシステムが複雑・多様化している。海外の運用体(ユーザ)に納められる電子交換機も同様であり、これらの交換機を保守するには高度な専門知識が必要とされている。しかし、海外のユーザは、提供者(メーカ)と地理的に離れており、コミュニケーションが円滑に行かないために、必要な情報をタイムリーに入手するのが困難な場合もある。また、ユーザは自己保守の実現を目標としており、メーカは保守訓練による技術者育成と共に、保守時に通切なアドバイスを与えることが必須となっている。このため当社では、ユーザによる交換機の運用保守を総合的に支援する、"Fujitsu Technical Assistance System(FTAS)"を用意している(図1参照)。本稿では特に、ユーザの技術支援を目的とする、"Fujitsu Technical Assistance Center(FTAC)"について、その構想を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15