ネットワーク環境における光ディスク検索システムの試作
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概要
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情報の多様化と増大に伴い、画像イメージを始めとする大容量のデータの管理及び検索に、光ディスクを利用したデータ管理システム(以下光ディスクシステム)の研究、開発が、近年、盛んに行なわれている。しかし、これまでの光ディスクシステムの大半は、特定のマシンに光ディスク等の周辺装置を接続した「専用システム」であり、ネットワークへの対応や拡張性、利用効率などについて問題を持つものが多かった。一方、汎用でかつ高速なワークステーションの普及と、ネットワーク技術の急速な進歩により、ネットワークを基本とした開発環境が一般的なものになってきている。このような環境で提供されるシステムには、・ネットワーク上の資源の共有ができる・拡張性にすぐれている・マルチユーザの環境で作動する・マルチウインドウシステムによるユーザインタフェース(以下UIF)が用意されているといったような、専用システムにはない利点を持つものが多い。そこで今回我々は、上記の利点を提供することを目的として、これまで主として専用機上で実現されてきた光ディスクシステムを、ネットワークによって接続された汎用のワークステーション環境上へ拡張したシステムの試作を行なった。本論文では、その試作システムの構築方法と、汎用化により得られた効果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12