異種プログラミング言語間でのエージェント通信機能の実現
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概要
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近年ネットワークの発達に伴い, マルチエージェント技術が注目を浴び, 盛んに研究されるようになってきている。マルチエージェント技術の特徴として, ネットワーク上に分散しているエージェント同志が, メッセージ通信を行うことでお互いの情報交換を行い, 協調して作業を行うことができる点にある。現在エージェント間の通信には, HORB, RMI, CORBAなどが使用されることが多い。一方我々は従来から, Aprilと呼ぶマルチエージェント指向言語の研究を行っている。Aprilは, エージェントの名前管理機能, メッセージのパターンマッチ機能などの優れた特徴を持っている。今回我々は, Aprilの通信機能の部分に着目し, Java, Tcl+Tk, Lisp, Perl5などの各種プログラミング言語に移植することで, より汎用的に使える通信ライブラリを作成した。これにより, 個々のエージェントを, その機能を実現するのに一番適したプログラミング言語で実装することが可能になり, その結果プログラム開発効率が上がることが確認できた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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吉野 利明
(株)富士通研究所ITコア研究所ソフトウェアイノベーション研究部
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寺本 良明
(株)富士通研究所
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吉野 利明
(株)富士通研究所ネットメディア研究センター
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寺本 良明
(株)富士通研究所 コンピュータシステム研究所
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吉野 利明
(株)富士通研究所 コンピュータシステム研究所
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