高画質マルチメディアプレゼンテーションシステム

概要

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ネットワークを介して, いつでも, どこからでもマルチメディア情報を利用できる環境が整いつつあり, 現状では, 端末(パソコン; PC)の表示能力に依存した画像情報が流通している。しかし, 近年, 世界的規模で進展している文化遺産のデジタルアーカイブに対応するようなシステムなどでは, より高画質な画像を扱えるシステムが望まれている。また, 素材となる画像の高画質デジタルデータ化と同時に, 高画質画像による美しく魅力的なマルチメディア応用ソフト(いわゆるコンテンツ)の制作やプレゼンテーションのための使い勝手の良いシステムを望む声が高まっている。このような要請に応えるため, 筆者らは, 高画質画像を時間と空間を越えて利用することを目指して, デジタルイメージシステム(略称DIS)を提案し, 様々な応用展開を試行してきた。ここでは, DISの中核技術の一つである高画質プレゼンテーションサーバ(略称HPS)とそれを利用した高画質マルチメディアプレゼンテーションシステムを紹介する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24