相互接続型ネットワークでのゼロ知識相互個人認証プロトコル
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概要
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本稿では, 相互接続型ネットワークのためのゼロ知識相互個人認証プロトコルについて述べる. このネットワークは独立したネットワークを相互接続することにより柔軟なネットワークを構成できる. しかし, 各サイトの管理運営組織が異なる場合, 通信をおこなう端点間の経路上のサイトの機能で一定レベル以上のセキュリティを確保するのが困難である. そのため通信をおこなう端点間のプロトコルのみで一定レベルのセキュリティを確保する機能が必要となる. そこで, ゼロ知識個人認証プロトコルである Fiat-Shamir 法を拡張してこのネットワークで柔軟, 容易そして安全に個人認証するプロトコルを設計した. 参考文献2)のプロトコルは対話証明であるがゼロ知識ではないのでこれを改良して参考文献3)を設計した. このプロトコルは知識の所有のゼロ知識証明であり, さらに通信データから法と公開鍵を推定しにくくしている. そこで検証者が公開鍵を所有していることを証明者に知識の所有のゼロ知識証明をすることにより検証者が正当であることを確認する相互個人認証プロトコルを設計した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
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