1ボード高速画像処理プロセット『コロポックル』 : 可視/赤外センサによる監視への応用
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概要
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近年の監視システムは、アトリウム空間等を対象とし、侵入者・防災等を目的とした、インテリジェント監視システムとしてのニーズが高まっている。これらのニーズを分析すると、以下の条件が必要になる。(1)監視対象空間が広域化するため、数多くのセンサが必要である。(2)可視現象以外に、温度変化等の情報抽出のため、多種のセンサが必要である。(3)単に異常を発見するのではなく、前兆となる現象を把握するため、様々な条件に対応できる処理モジュールが必要である。これらの条件を満足した監視システムを構築する場合、単に各センサごとに、複数の処理装置を割り当てただけでは、巨大なシステムとなってしまう。本稿では、上記で述べたインテリジェント監視システム構築上の問題を踏まえ、筆者らが開発した小型で高機能な高速画像処理プロセッサ『コロポックル』を有効に活用した監視システムの構築方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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