プログラム設計言語の視点から見たソフトウェア開発支援とinfer言語による実現
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概要
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プログラム設計言語(以下PDL)は、時に疑似言語と呼ばれ、様々な場面で使われている。しかし、ソフトウェア開発環境を考え、その一部としてPDLの役割を積極的に考える時、PDLはより大きな役割を演じることが出来ることが分かる。プログラム言語は、ソフトウェア工学の成果をとり込むことによって優れた言語となり得る。一方、対象領域の多様性、或は実行時の効率を考える時、現実的には"古い"言語を使わざるを得ない。しかし、PDLをその前段階で使用する、つまりPDLを用いて設計し、最終的に対象言語に変換することにより、対象領域に適し、効率が良く、より安全なプログラムを作成することが可能となる。PDLに関する標準としてはAdaを用いる方法(準則)等が知られている。しかし、本論では、別の視点から、PDLの可能性について検討を加えた。次に、これら可能性を実現する為に、今回新たに設計したPDL"infer"について説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28