リエンジニアリング・ツール : 分離抽出機能の紹介
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
効率的なシステム開発を考える上で、既存システムを再利用する方法がより効率的であると考えられるが、それを実現しているケースはなかなか見つからない。既存システムのロジックを移植できればその開発効率は大幅に向上することはあきらかである。実際に今日の新規システム開発と言えどもその多くは、同じことの繰り返しでありその中に組み込まれるロジックはさして新しいものはそう多くはない。同じロジックの繰り返しと言えども単純に部品化できるわけではない。オペレーティング・システムのインターフェースを持たなければならない入出力処理は、ハードウェアやDB/DC(DataBase/Data Communication)製品が変わると移植できなくなってしまう。したがって、ハードウェアや環境によって影響される入出力処理部分を分離することによって、残された部分がそのプログラムの純粋な業務処理部分となり、移植性を高めることができる。当研究所において、先に入出力処理部と業務処理部を分離する考えに基づいたアプリケーション・モデルを提案したが(情報処理学会第・・回全国大会論文参照)、そのモデルに基づいて、既存システムからその実行環境に依存しない、すなわち業務処理部を自動分離抽出(以降、分離抽出ツールと呼ぶ)する1つの方式について検証したのでここに紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
-
近藤 稔
Csk技術開発本部
-
志賀 浩
(株)アドバンスド・システム研究所
-
和泉 忠尚
(株)アドバンスド・システム研究所(株)
-
近藤 稔
アドバンスド・システム研究所
-
和泉 忠尚
CSK技術開発本部