LANマネージャを利用した分散アプリケーション : Lindaモデルの実現とその応用
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概要
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システム開発環境において、ネットワークの利用は今や必要不可欠のものとなりつつある。ネットワークを介して他システムと通信し、分散された資源を共有することは、非常に有効である。共有データを実際に参照したり、変更するためには、ネットワークを介して同時に複数のコンピュータ上で相互に協調して動作する分散プログラムが必要となる。Lindaは、このような必要性から生まれた様々な分散環境の中の一つである。本論文では、ネットワーク上での分散アプリケーションとしてLindaモデルを応用して開発したパソコン間での伝言通知システム「のり」について報告する。「のり」は、ネットワークのためのアプリケーション接着剤としてはたらくものであるということをイメージして開発したものである。本分散アプリケーション「のり」を使用することにより、異機種間パソコン間での伝言通知機能等が、LANを基本としたネットワーク上で可能となる。今回対象としたサーバマシンは、UNIXワークステーション(OKIstation 7300)であり、クライアントマシンは、MSOS/2またはMS-DOSを実行しているパソコン(OKI if 386AXおよびOKI if 486AX)である。本分散アプリケーションでは、ネットワークOSとしてLANマネージャを用いている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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