AV機器を制御するデバイス・コントロール・サーバ

概要

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プレゼンテーションシステムや、デスクトップビデオ編集システムなど、マルチメディア・アプリケーションでは、AV機器を制御して、動画や静止画を取り込んだり、スクリーンに動画を表示したり、編集を行なう必要がある。これらのアプリケーションは、AV機器の制御ドライバを自前で用意したり、AV機器制御ネットワークを用いたりして、必要な機能を個別に実現している。本来、このようなAV機器をAV制御するドライバは、プラットフォームが提供するべきあり、実際、MacintoshOSや、VEX(Video Extenshion to X)などで、これらのデバイスコントロールAPIを定義していくアプローチも存在する。しかし、このようなデバイス制御APIでは、複数のアプリケーションからデバイスを共有したり、リモートのマシンからデバイスを利用したり、デバイスを正確に制御することなど、それらが提供なる機能は十分でない。筆者らは、今回、複数のプロセスAV機器を競合して制御するモデルの基づいて、アプリケーションを最上位層とし、AV機器を最上位置とする階層構造しシステムおよびAPIを設計し、試作したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28