チェック・訂正問題を対象とした段階的知識ベース生成支援方式
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概要
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エキスパートシステムの特徴の一つとして知識の追加・修正の容易性が挙げられる.しかし,専門家の持つ概念的な知識のレベルと現状ツールによって提供される知識表現レベルとの間には大きなギャップ(以下,知識表現ギャップと呼ぶ)があり,専門家による知識の追加・修正を困難としている知識表現ギャップを解消し,知識の追加・修正を容易とするためには,ツール知識表現の高度化,或いは知識表現ギャップを埋める支援機構が必須と思われる.筆者らは,「専門用語の持つ概念的背景を整理した辞書が有れば,日本語表現から既存のツール知識表現への変換が可能ではないか」との着想を得,具体化した.本報告では,専門用語の意味付けを主体に,知識整理過程を段階的に実施すると共に,形式化した日本語で記述した知識から既存ツールの知識表現に変換することを骨子とする,段階的知識ベース生成支授方式を提案する.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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