μPSにおけるプロダクションシステム高速化技法
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概要
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プロダクションシステムにおける認知-実行サイクルは,ルールの発火,競合集合の生成および競合解消の繰り返しである.この中で,競合集合を生成するには膨大なデータの組合せの中からルールの条件を満たすものを選別しなければならないので,その処理の高速化が検討されている.我々が開発しているプロダクションシステム構築用言語処理系μPSでは,μPSコンパイラが生成する出力コードの中で,競合解消で選ばれない不要なインスタンシェーションの生成を抑えて競合集合の生成から競合解消までの処理を高速化する方式(部分競合解消方式)を採用している.本稿では,ひとつの競合解消戦略を設定して部分競合解消処理の手続きを作成し,部分競合解消方式を適用した場合と適用しない場合とでの実行時間を比較した実験結果について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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