印刷物の感性的汚損度判定システムの開発

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概要

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印刷された紙類は、年月が経つにしたがって印刷がはげたり、破れたりしたりして破損汚損が発生する。こうした破損汚損を検査して、状態の良いものだけを残しておき、悪いものだけを新しいものと取り替える技術は、最近の省資源、リサイクル活動の盛り上がりに伴って、将来必要になってくると思われる。ここでは、印刷物の汚損度判定を人間が見て感じるような感性情報に即して行う汚損度判定システムを提案する。本システムは、印刷物の表面に存在する多種多様な物理現象をまず画像処理による独立に分析し、次に人間の評価に即した結合規則を用いることにより汚損度の総合評価を行う。計測する特徴量の特性を生かした部分的な領域のみを分析し、特徴量が持つ感度を高める。システムで用いる結合規則は、汚損度の異なるサンプル集合を用い、ニューラルネットワークによる学習を行う。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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