ソケット間通信のユーザレベルデータ通信時間の測定
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概要
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ローカル・エリア・ネットワークの発展に伴い、ネットワーク・アプリケーションあるいは分散処理アプリケーションが数多く利用されている。そのようなアプリケーションの開発においては、ネットワーク通信として、4BSD UNIXの標準であるソケット・インターフェースを利用したTCP/IPが利用されている。TCP/IPの通信においては信頼性が補償されているため、TCP(ストリーム)が広く利用されている。しかしながら、ユーザ・レベル(ソケット・ディスクリブタ間)の通信コストおよび、それに対する環境の影響についての定量的な解析結果はあまり知られていない。本研究では、TCPを利用したストリーム・ソケット・ディスクリブタ間の往復のデータ伝送時間を、通信の環境を決定するパラメータを変化させて測定を行なうことを目的とした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28