UDPによる通信のユーザレベルにおけるデータ通信時間と紛失頻度の測定
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概要
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ローカル・エリア・ネットワークの発展に伴い、ネットワーク・アプリケーションが数多く利用されている。これらの開発においては、4BSD UNIXの標準であるソケット・インターフェースを利用したTCP/IPが利用されている。通常は信頼性が補償されているTCP(ストリーム)が広く利用されるが、完全な信頼性が必要なく通信の速度が問題となる場合やブロードキャストを利用する場合にはUDP(データグラム)が利用される。しかしながら、UDPのユーザレベルの通信コストおよび、それに対する環境の影響についての定量的な解析結果はあまり知られていない。本研究では、UDPを利用したユーザレベルのデータ通信時間、およびデータグラム紛失頻度を、通信の環境を決定するパラメータを変化させて測定を行なった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27