ハイパーメディアを用いた一教育法

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概要

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近年、個性尊長の教育が叫ばれ、AV教材やパソコンによるCAIが盛んに実際使用されているが、教育効果については、余り成果が上がっていない。この原因として、これらニューメディアが個性教育に適合しないためである。個性教育の基本は、教授学習過程の中で、個々の学生生徒の個性が独立変数として、あるいは、従属変数として、学生がどのように行動するかということであり、これに関する認知科学的知見が未だ解明されていないのが現状である。しかし、一つの試みとして、従来の最適者生存の原理にもとずいた夛段式選抜方式による教育システムに適合したものでなく、学生個々の個性の芽を摘み取って規格に合わせるのではなく、個性を積極的に伸ばす教育環境を開発する必要がある。そのため、より柔軟に、個性の多様性に適合し、かつ、個性の諸側面に選択的に働きかけて、個性をより一層伸ばすアダプティプな教育方法について、ハイパメディアを使った教育方法について考察した。
1992-09-28

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