コントローラ合成における状態割当手法
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概要
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VLSI大規模化、設計TAT短縮に伴い、高位仕様記述からの回路合成及び回路検証が強く要求されている。本論文では回路合成、特にコントロ一ラ合成における論理物理モデル上の状態割当手法を提案する。状態コードは状態変数の数によって決まるブーリアンキューブ上のノードに位置することにより決まるものとする。同種の従来手法は遷移状況から状態を接近させることによる利得を見積り、取捨選択を行うことにより状態コードを決定していた。本手法では評価基準から決まる概念的類似度を力としクラスタリング及びシミュレーテッド・アニーリング法を拡張した惑星形成シミュレーションを適用して状態コードを決定する。コントローラ実現面積を評価基準とし、現在のカラム状態割当と比較した結果、平均約20%の面積縮小を実現出来た。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24