迂回抑止を考慮した自動配線方法
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概要
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超大型計算機に使用されるプリント基板の実装設計工数/期間のうち、配線処理に占める割合は全体の約半分を占め、自動配線システムの性能(配線率など)の良否により、短期間設計が出来るかどうか決まる。一方、最近の超大型計算機はマシンサイクルが大幅に短縮され、論理信号のディレイが非常に厳しくなっている。このため、基板上の配線パターン長も厳しく制限される。本報告による自動配線システムでは、配線率を向上させるため層詰め込み方式と呼ばれる配線方式を採用している。この方式は、従来の層分割方式に比べ配線パターンの迂回が起こりやすく、ディレイ面で問題となる。このため、配線パターン迂回を抑止する機能を持つ層詰め込み方式を開発した。本報告では、層詰め込み方式による配線方法と、配線パターンの迂回抑止機能について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24