待行列モデルによるデュアル・スカラ・プロセッサ型 スーパコンピュータVP2000の性能評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スーパコンピュータFACOM VP2000は、1台のベクトルユニット(VU)に4台までスカラユニット(SU)を装備できる。速度性能は、ジョブの負荷がスカラ寄りかベクトル寄りかで大きく異なる。SUやVUの***やVUの競合が起こるためである。このことを待行列モデルを用いて解析する。ここでは、ジョブ負荷は、ベクトル化率、ベクトル加速率、ベクトル長によって決める。2台のSUが1台のVUを共有するデュアルスカラプロセッサ(DSP、Fig.2)、1台のSUのユニプロセツサ(UP、Fig.1)及び、DSPと等価なマルチプロセッサ(MP、Fig.3)の3モデルを比較する。ここで、UPとDSPは4パイプVUを、MPは2パイプVUを仮定する。更に、DSPとMPの比較では、短ベクトル長のときを考慮して評価する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
関連論文
- ニューラルネットワーク手法導入のためのパッケージフローモデルとその応用
- 3D-1 計算領域回転法による流体解析プログラムの並列処理
- 待行列モデルによるデュアル・スカラ・プロセッサ型 スーパコンピュータVP2000の性能評価