FORTRAN における入出力の高速化(2) : VIO/F-SSU
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,CPUの処理速度が飛躍的に高速化している.その反面,入出力装置の転送性能は大幅には伸びていない.そのため,入出力ネックとなり単一プログラム性能はもちろんのことシステムの性能にも影響を与えることがある.F0RTRANプログラムにおいて,入出力ネックとなるものは,配列データのような巨大なデータを一時的にファイルに書き出すような場合が多い.このような大量データを一括してファイルに書き出す入出力はFORTRANでは通常,書式なし入出力文で行われる.この書式なし入出力文の高速化については,入出力装置そのものの改善による高速化手段も考えられるが,メモリをファイルとみなすことにより,入出力時間を大幅に改善する方法も考えられてきた.ここでは,このメモリを利用したF0RTRANの書式なし入出力の高速化手法について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24