FORTRAN における入出力の高速化(1) : ディスクアレィ
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概要
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現代のテクノロジーの進歩に伴い,コンピューターの処理能力も向上し,同時にコンピューターシステムで取り扱うデータ量は益々大容量化している.この中で,CPUの処理能力は年々高くなり,かつソフトウェアによってCPU能力の有効活用が図られてきた.その一方で,大量データの入出力が必要なプログラムでは,入出力性能がスループット全体に影響を及ぼす.このような入出力バウンドのプログラムが増加しつつある.この問題は,F0RTRANプログラムにおいても例外ではない.特に,F0RTRANプログラムで巨大データを扱う場合,一時的なデータの退避等により顕著なものとなる.そこで,通常F0RTRANプログラムで巨大データを入出力する場合に用いられる書式なし入出力文において,通常のディスク装置とは異なるディスクアレイ装置を利用した,F0RTRANの入出力の高速化について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24