システム構築支援ツールの試作
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概要
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オンラインシステムのインストール作業の1つにシステムの動作条件を定義した制御文ファイルの作成がある.この制御文ファイルの規模は通常のオンラインシステムで数MBとなり、正しく設計するには専門家の持つ知識が不可欠である.専門家の知識とは個々の整品の数千ページにわたる膨大なドキュメントやドキュメントに記載されないような各製品間のノウハウであり、これらを修得するには数年を費やす.一方、専門家が関係しないインストールの場合、1システムの構築作業が5~10人で3~4ケ月に及ぶこともある.ノウハウをドキュメントで管理する方法もあるが、ドキュメントの持つあいまい性のため品質の低下が想定され、またメンテナンスも行われなくなる.上記の問題点の解決をねらい、専門家の持つ知識を体系化し、技術者間で共用できる様にツール化し試作したのが本ツールである.本書は・専門家の知識とは何か・その知識をどの様に体系化(表現)するか・試作ツールの構成および特徴・使用結果と今後の課題の順で書かれている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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