パソコンLANからのUNIX DBサーバアクセス法の一検討
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概要
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パソコンのネットワーク化、システムのダウンサイジング化にともない、独自に構築されたパソコンLANシステムとUNIXネットワークシステムを有機的に融合することが求められている。そこでは通常、パソコンはおもにユーザインタフェースとして、UNIXマシンはDBサーバ、ホストとのゲートウェイトとして負荷、機能を分散するような構成で利用される場合が多い。パソコンからUNIX上のDBにアクセスする際は、ソケットなどのプロセス間通信機構を利用してクライアント/サーバ型のアプリケーションを介してアクセスする場合とファイルなどを介してアクセスする場合とがある。前者では高速にアクセスできる反面、各通信プロトコルやアプリケーションに対応したアクセスプログラムの作成が必要となる。後者では、アクセス時間はかかるが、既存パソコンソフトによりアクセス要求ファイルを作成するだけで簡単にDBアクセスできるため、その都度アクセスプログラムを作成する必要がないという特徴がある。本論文では、後者の場合について、LANに接続された既存のパソコン環境から簡易にUNIX上のDBにリモートアクセスするための方法、それを複数の業務に対応させるための方法、およびDBアクセス完了通知方法について検討したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24