日立VAN OSI-VTゲートウェイの開発
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概要
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損保代理店のネットワーク化において、異機種のホストと端末間の相互接続が課題であった。すなわちメーカの異なる端末を持つ各代理店が、メーカの異なるホストを持つ複数の保険会社を選択し、保険業務の会話処理を実現することである。このシステム化に当り、会話処理の国際標準プロトコルであるOSI-VTを適用することとしたが、端末でのVT実装実現性及び複数の保険会社への接続を考慮し図1に示すように保険会社と代理店の間にVANを介在させる形態となった。VANの役割は、各保険会社側ホストとVANの間をOSI-VTで接続し、VANにおいてOSI-VTと代理店側端末の各メータ既存プロトコルへの変換を行うことにより当該システムの相互接続性を確保することにある。本稿では、このOSI-VTゲートウェイの実装方式を中心に、実装上の諸課題及びその対応策、実装構成について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24