損害保険業界におけるOSI-VTの適用
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概要
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日本国内で営業している損害保険会社は国内社23社、それに加えて外国社が複数あり、保険を一般消費者に販売するのは主に保険会社とは独立した損害保険代理店で行っている。代理店には、一つの保険会社の保険のみを募集する専属代理店と、複数の保険会社の保険を取扱う乗合代理店とがある。この代理店とのオンラインを実現するために進めてきたのが損害保険代理店ネットワークである。保険会社のホストコンピュータは日立、富士通、日電、IBMなどの機種が導入されており、代理店と保険会社のオンライン接続、特に会話型業務を考えた時、この乗合代理店の存在が大きな問題となった。今までは、このような環境で会話型業務を実施しようとした場合は、特定のメーカーのプロトコルやANSERを採用することとし、各社がこれを準備するしか、代理店に各保険会社毎の端末を設置するのを回避する方法がなかった。近年のOSIの実用化により、このような事態を回避する道が開かれてきた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24