WWWサーバとデータベースの連携システムの利用状況分析ツールの開発
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概要
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インターネットの普及に伴い、WWWサーバによって発信する情報が膨大になっている。その中には、頻繁に更新する必要のあるものが多い。WWWサーバの膨大な情報がデータベースによって管理されれば、その検索、更新を効率よくすることができる。WWWサーバとデータベースの連携によって情報サービスを提供する際に、インタネットの上で、だれでもアクセスして来られるため、その利用状況の把握が情報サービスの連用に対して重要だと考えられる。既存のWWWサーバの利用状況分析ツール(wwwstat, getstatsなど)は、データベースから動的に生成されたページの集計機能をサポートしていない。特に、ユーザの特徴データ(年齢、性別、職業、国籍など)を考慮していないので、情報サービスの利用状況を細かく分析することができない。ユーザの特徴データをアクセスの集計に使うのはアクセスしてくるユーザの認識を前提としている。しかし、ユーザとデータベースの間に介されているWWWサーバがステートレスプロトコル(HTTP)を用いているため、ユーザの認識が困難になる。本稿では、WWWサーバとデータベースの連携システムに、ユーザの認織機構を新たに導入し、その利用状況分析ツールを提案する。本ツールでは、ユーザの特徴データを考慮した上で、アクセスの履歴データから、データベースのビューによって、種々の利用状況分析のための集計データを発掘することができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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