データベースプロセッサGREO-1F多重処理機構
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概要
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データベースプロセッサGREO-1Fの多重処理機構を開発した。GREOは、入力されてくるレコード群をデータストリームとして捉え、その流れに沿ってソート、マージ、ジョインなどの基本処理を並列実行する。従来より、GREOを搭載することで、ホストのデータベース処理を行うアプリケーションの処理速度は数倍から数十倍に高速化される。しかし一方で、大規模なデータベース処理を行うとGREOが占有されてしまい、軽負荷の他のデータベース処理が待たされていた。GREO-1Fは、ハードウェアを構成するLSIに新規アーキテクチャを採用することや、高機能DMAを実現することで従来のGREOに比べて大幅な高速化を達成した。多重処理機極は、GREO-1F上の制御ソフトウェアの一部であり、複数のデータベース処理を1台のGREOを用いて時分割的に並行処理する機能を提供する。これによって大規模なデータベース処理がGREOを占有してしまうことなく、複数のデータベース処理が1台のGREOを同時に利用することが可能となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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