クライアントサーバシステムにおけるデータ分散化設計手順の開発
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概要
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クライアントサーバシステム(以下CSS)の導入は当初,情報系業務といわれる,ある程度クローズした業務を中心に構築されてきた.しかし,今日においては情報系業務だけでなく,基幹系といわれる業務にまでCSSは適用されはじめ,複数拠点にまたがる全社規模でのCSSの構築が行われるようになっている.CSSの規模が拡大化されるにつれ,システム形態は複雑化し,システム構成は幾つものパターンが考えられるようになる.対象業務のシステム化において,どのようなシステム構成が最適であるかの設計が非常に難しくなる.システム構成を設計する上での課題は,システムの分散形態,特にデータサーバの分散形態の決定である.それは現状のCSS開発支援ツールはデータ設計が前提となっていることからも理解できる.そこで我々はシステム開発の上流工程に位置するシステム構成設計を行う上で,データの分散設計作業の重要性を認識し,的確かつ効率的な設計を行うべく,データ分散化設計手順の開発を行った.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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石井 裕二
(株)日立製作所 ビジネスシステム開発センタ
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村田 大宗
(株)日立製作所 ビジネスシステム開発センタ
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影井 宏司
(株)日立製作所 ビジネスシステム開発センタ
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高橋 明子
日立システムエンジニアリング(株)