漢字の内的統合
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概要
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外国人留学生(特に非漢字圏出身学生)の日本語学習において漢字理解は大きな障壁である。漢字理解には大きく(a)字形認識(b)読み方認識(c)意味認識に分けられ、(a)-(b)-(c)の関係を正しく捉え適時使用できることが対象漢字を理解したことを意味する。しかし現在のところ漢字教育では個々の漢字を1つ1つ別個に覚えていくという伝統的な学習法が主流であり学習者の負担は軽減されているとは言えない。本稿では漢字学習システム開発/実装をTargetとしながら(A)構成要素とその結合規則による漢字間の形状の類似性と差異の記述、(B)読み方/意味理解の決定情報の抽出、の2点について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04