Sequencial Talks on The Multilingual Text Processing(4) : The Multilingual Input Method
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータネットワークの発展にしたがい、各コンピュータ上での国際化環境の整備が必須となっている。これに伴って、国際化テキスト処理のための必須機構としての入力機構が必要とされる。入力機構が必要とされる理由は、一つには表意文字を表音文字からの変換を行なうことによって入力する場合であって、この変換は文脈依存であり、最終的には利用者によって決定されなければならない。もう一つは、複数キーストロークによって一文字を決定する場合であり、入力機構がオートマトンにより状態を保持しながら文字の生成を行なうためである。国際化した入力機構には、これに加えて意味のある単位を生成する機能が必須となる。意味のある単位とは次のように示される。(1)一文字を表すmbのバイト列。複数バイトや不定長バイトの文字集合がこれにあたり、一文字を決定するために必要なバイト列の途中で分割してはならない。(2)図形を表示できる文字の並び。複数の文字が連続していなければ表示出来ない場合であり、これは複数文字から一図形を決定する文字群と、ペルソアラッビック文字のような位置依存性をもつ文字群に当てはまる。以上から、意味のある単位とはmb/WC/Glyph間の変換が正しくできる単位のことであることがわかる。入力機構はこの単位でアプリケーションとの通信ができる必要がある。さらに、実際に活用されるためには、ネイティブ/ノンネイティブ・スピーカーの違いによってそれぞれの利用者にとって容易な入力方法は異なるため、全ての文字が扱えるだけでなく、利用者の望む入力方法を選べなくてはならない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
-
Tomoko Kataoka
Media Network Center Whseda University
-
Hidejiro Daikokuya
School of Science and Engineering,Waseda University
-
Toshio Oya
School of Science and Engineering,Waseda University
-
Yutaka Kataoka
Media Network Center,Whseda University
-
Kazutomo Uezono
School of Science and Engineering,Waseda University
-
Dawa Yidemucao
School of Science and Engineering,Waseda University
-
Hiroyoshi Ohara
School of Science and Engineering,Waseda University
-
Toshio Oya
School Of Science And Engineering Waseda University
-
Dawa Yidemucao
School Of Science And Engineering Waseda University
-
Hidejiro Daikokuya
School Of Science And Engineering Waseda University
-
Yutaka Kataoka
Media Network Center Whseda University
-
Hiroyoshi Ohara
School Of Science And Engineering Waseda University
-
Kazutomo Uezono
School Of Science And Engineering Waseda University
関連論文
- Sequencial Talks on The Multilingual Text Processing(4) : The Multilingual Input Method
- Sequencial Talks on The MultilinguaI Text Processing(3) : The Basic and Advanced Multilingual Text Widgets