ラップトップEWS SPARC LT(7)OSのABI互換性
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概要
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SPARC LTは、CPUにSPARCを使用した高性能のUNIXワークステーションである。OSには、米国Sun Microsystems社のSunOS R4.0.3を移植したものを使用している。Sun社のワークステーション用のアプリケーションソフトウェアがバイナリ形式のまま動くことが大きな特徴である。これをABI(アプリケーションバイナリインタフェース)互換性と呼んでいる。従来、UNIXは、機種が異なれば同一のCPUを用いていてもABI互換性が無いことが多かったが、これはいたずらにアプリケーションソフトウェアの移植の手間を増大させるだけである。ABIとは、アプリケーションソフトウェアとOSとの境となるインタフェースの事である。SPARC LTのハ一ドウェアは当社で独自に設計したものであるが、カーネル等の変更に際し、以下に述べるような注意を払うことによりABI互換性を実現した。本稿では、このABI互換性をいかに実現したか、を中心に述ぺる。
- 1991-02-25
著者
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