LOTOSプロセスによる試験支援系の考察と実現
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概要
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LOTOS(Language of Temporal Ordering Specification)は、ISOによって開発された国際標準として勧告されている仕様記述言語であり、時間順序の概念のもとで外部との観察点でのアクション(イベント)の発生順序に従い、通信システムの仕様を形式的に記述することができる[1]。データタイブを含まない基本LOTOSのプロセスのふるまいをBergstra,KlopのACPr[2]のように等式による公理で表現し、公理系の一部を左から右への書き換え規則とみなしたとき、LOTOSにおけるプロセスの遷移は項の書き換えによって解釈できる。本稿では、項書き換えシステムを利用したLOTOSプロセス解釈支援システムの適合性試験への応用を図るため、試験実行結果の解析を支援するシステムの考察と実現について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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