共有データスペースモデルを用いた並列プログラムのデバッグ法
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概要
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並列プログラム(PP)の実現に対して共有データスペース(ダブル空間)モデルが提案された.このモデルの上で,既存の大部分の型のPPが簡明に記述できることが示されたが,本モデルはPPのデバッグにも極めて有利な環境を提供するものである.そこで本モデルの一つであるC-Lindaを用いてPPのデバッグ法を提案する.逐次型の場合とは異なり,PPのデバッグにはシステム全体を包括的にとらえるための特殊な機構が必要になる.これは既存のPPに対するデバッグ法に欠けており,本モデルではそれが可能になる.しかしデバッグ情報を得るためにモデルの拡張が必要である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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