二か国語辞典における辞書記述項目の設計
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概要
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本報告は、Tubingen大学江沢建之助教授を中心にして進められた二か国語辞典の開発の一環こ関するものである。近年の日本語学習者の増加に伴い、役に立つ日本語辞典の出現が望まれている。従来の二か国語辞典は、日本人が外国語を学習するための辞書であって、日本語側の語義や文中での文法的ふるまいを知っていることが前提となっているため、逆に外国人が利用するには、日本語としての情報が不十分である。我々は、これらの問題を踏まえ、必要な辞書記述項目や辞書項目の配置などを検討し、試作的に記述を進めてみた。ここでは、これらの問題の中で、特に辞書記述項目の配置を中心に述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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