グループウェア「究仙」の提案
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概要
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日本電気C&C基盤グループでは、各種通信機器の開発を行っており、これらには、大規模なソフトウェアが搭載されている。このソフトウェアは、日本国内だけでなく、海外も含めた分散基地で分担開発している。私たちのグループでは、このような開発形態を前提としたソフトウェア開発環境について検討している。実際のソフトウェアは、生産の分業を分散して開発する生産方式としているにも関わらず、少人数の優秀なソフトウェア技術者が一カ所に集まり開発する生産方式と同様な方法で進めており、生産方式の違いに起因する技術・管理両面の問題が発生している。また、個人が所有している種々のノウハウも個人の枠を越えず、同じような失敗を繰り返しており、組織に系統だって蓄積されていない。本論文では、ソフトウェア生産の地域分業を支援するために、我々が構築しているグループウェア「究仙」を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20