ニューラルネットによる乳房CR像内の石灰化自動抽出
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
初期乳癌を診断する上で微小石灰化像は重要な所見であることが知られている。そこで著者らは石灰化像を乳房CR(computed radiography)像内から抽出するためにニューラルネットワーク(N.N.)を応用し、石灰化であるか否かを判定するフィルターを設計した。そして、Tophat変換による方法と比較の結果、このフィルターによる石灰化領域の抽出判定結果はそのTophat変換とほぼ同等であることがわかった。しかし、N.N.の内部構造が未知のため、このフィルターの能力が必ずしも良くわからない。そこで本稿では「石灰化」モデルを各種用意しそのモデルに対する応答解析を行なうことによりフィルターの能力を評価した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
関連論文
- らせんCTによる肺癌二次検診-肺癌検診用CT(LSCT)のパイロットスタディと診断結果-
- Mathematical Morphology演算の高速化アルゴリズムの比較
- ニューラルネットによる乳房CR像内の石灰化自動抽出
- 分割繰り返し型モルフォロジー演算の諸性質について
- 3次元モルフォロジカルフィルタによる肺癌病巣自動認識処理の解析と実証