グローバル金融ディーリングシステムにおける分散処理
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概要
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ディーリングの主な業務として、外国為替の売買、資金の貸借というものがある。これらの業務は従来、汎用計算機による集中処理によって管理されていたが、金融商品の多様化・高度化により、応答性・操作性の面で要求を実現することが難しくなってきた。24時間グローバル取引対応、ポジション・リスク管理のリアルタイム化が必要不可欠になったことにより、自拠点及び他拠点のポジション・枠を、リアルタイムで把握できるシステムが必要となったのである。今回、外国為替・資金の取引をリアルタイムで管理し、ディーリング業務をサポートするシステム(以下、外国為替・資金ディーリングシステムと記す)を開発したので報告する。以下では、システム概要の後、システム開発のポイントとなったプラットフォーム、分散処理、保守・監視の効率化について述べるものとする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20