SuperComputer/EWS協調システム
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概要
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近年、機械設計において、設計時点での各種解析の必要性が増大してきており、これまで解析専任者が行っていた解析作業を一般の設計者が行うようになってきた。しかしながら、一般の設計者が解析を行う上で、次に上げる点が問題となってきている。1)解析作業の際、一つのハードウェア上のソフトウェアだけで解析が完結することは少なく、小規模解析は、EWS上のソフトウェアで行い、大規模解析は解析の速いSuper Computer(以降SCと記述する)上のソフトウェアで行うといったようにハードウェア/ソフトウェアを使い分けるのが一般的となっている。そのため、複数のハードウェアやソフトウェアの使用方法を習得しなければならない。2)SCで解析を行う場合、ファイル転送,JSL(ジョブ管理言語)の作成などSC利用上特有の面倒な作業が多く、操作ミスによるトラブルが発生している。3)複数のソフトウェアを利用することから、各ソフトウェアのファイル管理が複雑になっている。このような問題を解決するため、ハードウェアやソフトウェアの起動方法の違いやファイル管理を意識せず解析作業が行えるシステムの開発を行った。今回対象としたソフトウェアはSC上のNAS-TRANとEWS上のI-DEASである。[figure]本稿では、システム概要及び技術的ポイントについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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