Hough変換による衝突型粒子飛跡の抽出
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概要
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画像に含まれる直線、曲線、および図形要素の抽出にHough変換が有効であることはよく知られている。これまで、円ないしは円弧についても多くの研究がなされているが、そのほとんどは半径が画枠の長さ程度か、それ以下の小さな円を対象としたものである。それに対して、原子核、素粒子実験で得られる粒子は、磁場を印加した場合に円弧を描くが、運動量の小さな粒子はエネルギー損失によって小円ではなく、らせんになる。このため、飛跡の検出対象となるのはもっぱら半径の大きな円弧である。そこでここでは、定点を通る半径の大きを円弧群を抽出の対象として、衝突型加速器でえられる素粒子の飛跡の抽出に対するHough変換の適用性について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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欧 瓊
神戸大学大学院自然科学研究料
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馬渡 博司
高エネルギー物理学研究所
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小野 厚夫
神戸大学国際文化学部
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小野 厚夫
神戸大学大学院自然科学研究科:神戸大国際文化学部
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欧 瓊
神戸大学大学院自然科学研究科