ファジィ積分を用いた設備図面自動解釈
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概要
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筆者らは図1に示すような複雑な図面の線分解釈(線分の意味付け)に、確率的弛緩法を用いた自動解釈方式を開発しその有効性を検証した。この方式は人間が図面の線分を解釈するように、線分をたどりながら徐々に曖昧性を除去し意味付けを行うものである。しかし確率的弛緩法は、図面全体の情報を扱うため誤りも蓄積される。線分の中には局所的な情報で決定されるものもあるため正確さに限界がある。今回提案するファジィ積分による自動解釈は、確率的弛緩法の後処理として行われ、線分の局所的な特徴を扱うことにより、確率的弛緩法による線分解釈の持つ不確定性を排除するものである。[figure]
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27