視点の変更可能な文書の分類方法
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概要
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なんらかの文書処理を行なうシステムにおいて、扱う文書の数が増大してくると、文書を整理し、分類する機構が必要になる。デスクトップモデルでは、文書は、あらかじめ階層付けされたキャビネット、フォルダーといった入れ物に置かれる。電子掲示板においては、ニュースグループ、フォーラムといった文書(記事)の置き場所を用意する。文書をどのように分類するか、ということは、大きな問題である。分類体系を決めることは面倒であり、一旦決めてしまうと、その体系上に文書を置いてしまった後、分類体系の変更は難しい。このことは文書が多人数において共有される場合には、特に問題となる。なぜなら、あるユーザの考えている分類体系は、他のユーザと同一とは限らず、どれかひとつの体系を選んだ場合、その体系と違和感のあるユーザにとっては、それは苦痛であるためである。一方、あらかじめの分類を行なわず、キーワード等によって、検索手段を充実させることで、対処する方法もある。この場合、文書を体系付けし整理するということは難しい。以上のことをふまえ、ユーザ毎に分類体系を変えることのできる文書の分類方法を提案する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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