用途別シソーラス構築法の検討

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概要

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近年、情報の電子化が進み、様々な情報がデータベース化されてきている。そこで、我々はエンドユーザーが情報を効率的に検索し、利用出来るように、自然言語による情報検索システムを提案している。この自然言語による情報検索システムでは、異なった表現による揺れを吸収するため、同義語を中心としたシソーラスを用いることとし、約16万語の単語を収集してきた。検索対象の情報には、新聞情報の様に様々な言葉が使われ日々刻々と変化する情報と、マニュアル等の様に使用される言葉が固定的な情報とがある。前者の情報を検索する場合には、大規模なシソーラスを必要とするが、後者の場合は、その情報中に出現する言葉に関連し、小さく最適化したシソーラスの方がシステムとして有効であると考えられる。本報告では、この用途に合わせ小さく最適化したシソーラスを、大規模なシソーラスの助けを借りて作成する方法を検討したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-03-14

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